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虐待を始めとした困難状況にある子どもとその支援者を研究対象とすることで、「傷つきやすさ」とその支援を核においた社会を、現場での具体的な語りや実践知を出発点として構想する研究です。子どもは困難と自らの力をどのように表現するのか?、支援者はどのように聴き取り実践し表現するのか?、子どもと支援者、あるいは支援者同士はどのように語り合いコミュニティを生み出すのか?、これらが核となる問いです。
本研究課題は、参与観察とインタビューを通して実践と経験を採集し、個別の事例それぞれの構造化とその比較検討をし、子ども支援をめぐるナラティブの具体的個別的かつ総体的な像を描き出すことを第1の目的とします。そして第2の目的は今はばらばらに活動している支援者たちが相互に情報交換し議論し合うことでより緊密な支援のネットワークを作ることができるような語り合いの場を作り出すことです。

 

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